【四字熟語】
慈烏反哺
【読み方】
じうはんぽ
【意味】
子が親の恩に報いて孝養を尽くすこと。親孝行のたとえ。情け深いからすが幼いときの恩を忘れず、老いた親に口移しで餌を与える意から。
【語源・由来】
「慈烏」はからすの異称。からすは、幼いとき親が口移しで餌を与えてくれた恩を忘れず、成長すると親に餌を与えてその恩を返すという。「哺」は口中の食物のこと。
【典拠・出典】
梁武帝「孝思賦」
【類義語】
・三枝之礼(さんしのれい)
・反哺之孝(はんぽのこう)
・反哺之羞(はんぽのしゅう)
・養志之孝(ようしのこう)
・老莱斑衣(ろうらいはんい)
慈烏反哺(じうはんぽ)の使い方
健太くん。また悪さをしてお母さんが学校に呼び出されたの?
そうなんだ。迷惑ばかりかけてしまっているよね。
慈烏反哺、健太くんが大人になったらしっかり親孝行しないといけないわね。
うん。わかっているよ。
慈烏反哺(じうはんぽ)の例文
- 家を継ぐことが、父への最大の慈烏反哺になると思います。
- 慈烏反哺のために、自分で稼いだお金で両親に豪邸をプレゼントしました。
- 普通の家庭なのに、フィギュアスケートをやる私のためにお金と時間をかけてくれた両親に慈烏反哺するために、金メダルをとります。
- 私に愛情を注いでくれた母に慈烏反哺したいのです。
- 私がいつも笑顔でいることが、母にとっての慈烏反哺になるんだと母が言っていました。