【四字熟語】
懸河之弁
【読み方】
けんがのべん
【意味】
よどみなく、ほとばしるような弁舌のこと。
【語源・由来】
「懸河」は、傾斜がきつくて激流になっている川のこと。「弁」は、弁舌。激流のような勢いの弁舌の意から。「立て板に水」と同意。
【典拠・出典】
『隋書』儒林・序
【類義語】
・一瀉千里(いっしゃせんり)
懸河之弁(けんがのべん)の使い方
ともこちゃん。昨日の英語のスピーチはすごかったね。懸河之弁だったよ。みんな感動してすごい拍手だったよ。
ありがとう。でも健太くんは英語が苦手なのに、スピーチの内容が理解できたの?
いいや。意味は全然分からなかったよ。何だかすごいなって思ったんだ。
だと思った。
懸河之弁(けんがのべん)の例文
- 健太くんは、さすが政治家の息子なだけあって、話し始めると懸河之弁です。
- 70年以上前の話だけど、おばあちゃんは戦争が終わった日のことをはっきり覚えているようで、懸河之弁で僕たちに話してくれました。
- 弁護士のともこちゃんは、仕事柄、懸河之弁です。
- アナウンサーになるならば、懸河之弁でなくてはいけないから早口言葉を練習したほうが良い。
- おじいちゃんは年齢の割に、滑舌がはっきりしていて懸河之弁です。