【四字熟語】
伏竜鳳雛
【読み方】
ふくりょうほうすう
「ふくりゅうほうすう」とも読む。
【意味】
才能がありながら、機会に恵まれず、実力を発揮できないでいる者のたとえ。また、まだ世間に知られずにいる優れた人物、将来が期待される有望な若者のたとえ。
【語源・由来】
「伏竜」は、水の中に隠れている竜。「鳳雛」は、鳳凰という想像上の鳥の雛ひな。「竜」も「鳳」も霊獣で、すぐれた人物のたとえ。
【典拠・出典】
『三国志』「蜀書・諸葛亮伝・注」
【類義語】
・臥竜鳳雛(がりょうほうすう)
・孔明臥竜(こうめいがりょう)
伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)の使い方

健太くん。四月からは一つ上の学年に上がるんだから、もっとしっかりしなさいよ。

しっかりしているよ。だけど、伏竜鳳雛、能力を発揮する機会に恵まれていないだけなんだよ。つまりまだ本気を出していないんだ。

へえ。じゃあ、機会が巡ってくれば、健太くんの活躍を見ることが出来るってわけね。

そうなんだよ。・・・多分ね。
伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)の例文
- こんなに企画力がある人が営業にいたなんて、伏竜鳳雛だ。
- 体育祭は、帰宅部で埋もれている伏竜鳳雛を見つけるチャンスです。
- 伏竜鳳雛、アイドルの原石を探すために、原宿ではなく地方を歩くことにしています。
- 伏龍鳳雛、頼っていたともこちゃんがいなくなり、健太くんは頭角を現し始めました。
- 伏龍鳳雛、天才がこんな間近にいたとは気が付かなかった。