【四字熟語】
荒瘠斥鹵
【読み方】
こうせきせきろ
【意味】
土地が荒れ痩せていること。
【語源・理由】
「荒瘠」は土地が荒れ痩せていること。「斥」は干潟のこと。「鹵」は塩。塩分が含まれていて作物が育たない土地という意味から。
【典拠・出典】
蘇軾「答張文潜県丞書」
【類義語】
・黄茅白葦（こうぼうはくい）
荒瘠斥鹵（こうせきせきろ）の使い方
夏休みの自由研究で野菜を育てたいって言ったら、父さんが荒瘠斥鹵をくれたんだけど、こんな土地で野菜が育つのかな？
トマトはどうかな？もともとアンデス山脈の高原地帯である荒地が原産だから、大丈夫だと思うわ。
トマトかあ。いいねえ。毎朝おいしいサラダを食べることができそうだ。
良い研究になると良いわね。
荒瘠斥鹵（こうせきせきろ）の例文
- 過疎化が進み、農地は放棄され、荒瘠斥鹵となっていました。
- 砂丘で育つというさつまいもは、荒瘠斥鹵に向いていて、飢饉の時に多くの日本人を救った作物です。
- 荒瘠斥鹵だったこの辺り一帯の土地を、何世代もかけて豊かな土地に変えました。
- 津波による塩害でこの畑は荒瘠斥鹵となりましたが、海は、山の豊かな養分を得て豊漁なのだそうです。
- 荒瘠斥鹵にソメイヨシノを植え、日本一の桜の名所にしました。
