【四字熟語】
巧言令色
【読み方】
こうげんれいしょく
【意味】
口先や顔つきだけで愛想よくして、人に媚びへつらうこと。
「巧」を「好」と書き誤らない。
【語源・由来】
「巧言」は巧みに飾った言葉。「令色」は愛想よく取り繕った表情。
出典にある「巧言令色鮮し仁」の言葉が有名。巧言令色な者には、人徳が欠けているという点。
【典拠・出典】
『論語』「学而」
【対義語】
・剛毅木訥(ごうきぼくとつ)
・質実剛健(しつじつごうけん)
【英語訳】
flattery、honeyed words
巧言令色鮮し仁 Full of courtesy, full of craft.
巧言令色(こうげんれいしょく)の使い方

やっと宿題が終わったわ!今日の宿題は本当に難しかったわ。

君は本当に綺麗だね。美しすぎて僕の目がくらんでしまうよ。
君の美しさは、ある意味罪だね。いや~君に出会えて本当に生きていてよかったよ!
君の美しさは、ある意味罪だね。いや~君に出会えて本当に生きていてよかったよ!

いったいどうしたの?さては、宿題を見せてもらおうという魂胆ね!巧言令色すぎるわ!

へへっ。バレちゃったか。お願い!宿題見せてください!
巧言令色(こうげんれいしょく)の例文
- 君は、あの飲食店の女性が好きだと言っているが、彼女はきっと巧言令色で君を喜ばせていると思うよ。
- 漫画には、巧言令色で実力者に取り入っている者も多く、彼らはいつも最後には痛い目を見ている。
- 社会人になって、自分の意見を押し通すだけではなく、巧言令色の技術も身に着いた。
- 巧言令色をうまく活用している人の方が、出世するのが早いのだろう。
- 彼の巧言令色に、先輩たちは惑わされていたので、彼だけいつもすぐに基礎練習を終わらせていた。
- 新入社員の社長に対する巧言令色には、先輩社員は皆イライラさせられた。
- 君は、自分の意見ばかり押しつけ周りが見えていない。少しは巧言令色するくらいできないのか。
- 実力のあるお笑い芸人の周りには、あわよくば自分のことを売り込もうと、巧言令色の皮を被った若手芸人がたくさんいた。