著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

鏃礪括羽【ぞくれいかつう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
鏃礪括羽

【読み方】
ぞくれいかつう

【意味】
学識を磨いて、世に役立つ人材になること。

【語源・由来】
「鏃礪」は鏃(矢の先端につけるとがったもの)を研ぐこと。「括羽」は矢はず(矢をつがえるところ)と鳥羽の意味。竹に研いだ鏃をつけ、さらに矢はずと鳥羽をつけて鋭い矢にすることから、学問や知識を身につけることをいう。

【典拠・出典】
説苑』「建本」

鏃礪括羽(ぞくれいかつう)の使い方

健太
何のために勉強をするのかな。
ともこ
鏃礪括羽というような立派な大人になるためよ。
健太
今学んでいることは大人になった時に役に立つのかな?
ともこ
役に立つわよ。例えば、健太くんが習っている空手なんだけど、物理は効率的に蹴りをいれる角度を考えることができるし、空手道場を開くときは算数や数学が必要でしょう?生徒を指導するには、国語や道徳が必要。無駄なことはないわ。

鏃礪括羽(ぞくれいかつう)の例文

  1. 鏃礪括羽というような、父に認められるような人間になりたいです。
  2. 大学院に進み、鏃礪括羽となり、病のせいで困っている人たちを助けたい。
  3. 鏃礪括羽というような大人になりたいから、もっと上の学校に進みたい。
  4. 過疎化したこの町を活性化するため、鏃礪括羽というような人物になるためにもっと学ぶ必要がある。
  5. 留学して学んで帰ってきた健太くんは、鏃礪括羽というように立派な男性になっていました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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