【四字熟語】
狐狸妖怪
【読み方】
こりようかい
【意味】
人を騙したり、恐れさせたりする悪事を働く怪しげな化け物のこと。
または、こそこそと人知れず、人をだまして悪事を働くもののこと。
【語源・由来】
「狐狸」は人を騙すとされている狐と狸のことで、悪賢く信用できない人のたとえです。
昔から、狐と狸は人をだましたり、悪事を働くと言い伝えられ、人をだます信用できない者のたとえとして用いられます。
「妖怪」は化け物のことを意味します。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・狐狸変化(こりへんげ)
・魑魅魍魎(ちみもうりょう)
・異類異形(いるいいぎょう)
・怨霊怪異(おんりょうかいい)
・怪力乱神(かいりょくらんしん)
・牛頭馬頭(ごずめず)
・山精木魅(さんせいもくみ)
・妖怪変化(ようかいへんげ)
・悪鬼羅刹(あっきらせつ)
・妖異幻怪(よういげんかい)
【英語訳】
tricksters
deceivers
fey creatures
monsters
goblins
such uncanny creatures as foxes, badgers and goblins
狐狸妖怪(こりようかい)の使い方
隣のクラスの山田君はいつも嘘をついて人をだますよね。本当に頭にくる!
そうだね、この間もゲームソフトを貸したんだけど、なかなか返さないから催促したら、もう返したって嘘つくんだ。
どうもそのゲームソフトはほかの人に貸しているらしいよ。
本当に信用できない、まさに狐狸妖怪だね。
狐狸妖怪(こりようかい)の例文
- その昔話は狐狸妖怪が人をだます話だ。
- 狐狸妖怪がたむろしている不気味な森が近くにあるらしい。
- あの地域はこの土地の中でも狐狸妖怪が多く住んでいると言われる。
- 株式市場を食い物にしている証券ブローカーたちは現代社会の狐狸妖怪ともいえそうだ。
- ネズミ講は最終的には成り立たなくなって多くの人をだますこととなる、まさに狐狸妖怪な人たちが始めるやり方だ。