著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

南洽北暢【なんこうほくちょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
南洽北暢

【読み方】
なんこうほくちょう

【意味】
天子の威光と恩恵が四方八方に広くゆきわたること。

【語源・由来】
「洽」、「暢」はともに広くゆきわたること。

【典拠・出典】
漢書』「終軍伝」

南洽北暢(なんこうほくちょう)の使い方

健太
徳川家康は、日本中に南洽北暢するために、外様大名と譜代大名にわけて、考えて日本中に配置したらしいよ。
ともこ
徳川家康は頭がいいわよね。おかげで260年以上も平安な江戸時代が続いたんだからすごいわ。
健太
その後、東照宮にまつられて神格化しているし、同じ人間だったとは思えないよね。
ともこ
健太くんももっと勉強をすれば、いずれ神様としてまつられることになるかもしれないわよ。

南洽北暢(なんこうほくちょう)の例文

  1. 高齢化が進む地方にも税金が配分されるように、税制改革をし、南洽北暢しました。
  2. 新しい王様になり、南洽北暢し、ようやく平和な時代が到来しました。
  3. 首相が南洽北暢するよう努力したので、争い事が少ない穏やかな国になりました。
  4. 王様は自家用ジェット機で国内を飛び回り、南洽北暢するよう計らいました。
  5. 国内の地域格差をなくし、南洽北暢し、長い平和な時代を築きました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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