著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

望雲之情【ぼううんのじょう】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
望雲之情

【読み方】
ぼううんのじょう

【意味】
遠くの地にいる故郷の父母を思う心情のこと。

【典拠・出典】
旧唐書』「狄仁傑伝」

【類義語】
白雲孤飛(はくうんこひ)

望雲之情(ぼううんのじょう)の使い方

健太
昨日、突然遠くに住んでいる兄さんが、家に帰ってきたんだよ。
ともこ
へえ。何かあったの?
健太
テレビでこの町が映っているのを見て、望雲之情を抱いたんだって。それで飛んで帰ってきたってわけ。
ともこ
へえ。テレビも役にたつことがあるのね。

望雲之情(ぼううんのじょう)の例文

  1. 母からの思いやりあふれる小包に、望雲之情を抱きました。
  2. 父母が好きだったカキフライを見て、望雲之情があふれました。
  3. 故郷にそっくりなこの町を見て、望雲之情で胸がいっぱいになりました。
  4. 仲良く寄り添って歩く老夫婦を見て、父母を思い出し望雲之情があふれてきました。
  5. 落ち込んだ時に、いつもなぐさめてくれた母の手を思い出し、望雲之情を抱き、思わず母に電話をしました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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