【四字熟語】
報怨以徳
「怨みに報ゆるに徳を以てす」とも読む。
【読み方】
ほうえんいとく
【意味】
自分に怨みをもつ人に愛情をもって接し、恩恵を与えること。
【典拠・出典】
『老子』「六三章」
報怨以徳(ほうえんいとく)の使い方
弟が僕の教科書に落書きをしたんだ。腹が立つ。絶対に仕返しをしてやる。
報怨以徳というじゃないの。憎しみは新たな憎しみを生むだけよ。
うーん。そうだね。きっと弟も悪気があったわけじゃないだろうし、仕返しはやめておくよ。
さすが健太くん。きっと仲良くしている姿を見てお母さんがおやつにケーキを出してくれるわよ。
報怨以徳(ほうえんいとく)の例文
- 報怨以徳という気持ちが両国にあれば、戦争責任を後世に残すことはなかったでしょう。
- 大人な対応をするべきだと考え、報怨以徳というように、怒りを収め紳士的対応をしました。
- 右足を踏まれたら、左足を差し出すくらいの気持ちで、報怨以徳という言葉を胸に生きていきたいものです。
- リベンジなんて格好悪い、報怨以徳というように、平和的解決を求めていきたい。
- 報怨以徳という考えをもたないと、第三次世界大戦が勃発して人類は滅亡してしまう。