著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

望雲之情【ぼううんのじょう】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
望雲之情

【読み方】
ぼううんのじょう

【意味】
遠くの地にいる故郷の父母を思う心情のこと。

【典拠・出典】
旧唐書』「狄仁傑伝」

【類義語】
白雲孤飛(はくうんこひ)

望雲之情(ぼううんのじょう)の使い方

健太
昨日、突然遠くに住んでいる兄さんが、家に帰ってきたんだよ。
ともこ
へえ。何かあったの?
健太
テレビでこの町が映っているのを見て、望雲之情を抱いたんだって。それで飛んで帰ってきたってわけ。
ともこ
へえ。テレビも役にたつことがあるのね。

望雲之情(ぼううんのじょう)の例文

  1. 母からの思いやりあふれる小包に、望雲之情を抱きました。
  2. 父母が好きだったカキフライを見て、望雲之情があふれました。
  3. 故郷にそっくりなこの町を見て、望雲之情で胸がいっぱいになりました。
  4. 仲良く寄り添って歩く老夫婦を見て、父母を思い出し望雲之情があふれてきました。
  5. 落ち込んだ時に、いつもなぐさめてくれた母の手を思い出し、望雲之情を抱き、思わず母に電話をしました。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。