【四字熟語】
山河襟帯
【読み方】
さんがきんたい
日本漢字能力検定
2級
【意味】
自然の要害の堅固なことのたとえ。
【語源・由来】
白居易の詩より。山が襟のようにとり囲み、河が帯のようにめぐって流れている地形であるという意味から。
【典拠・出典】
白居易の詩
【類義語】
・四塞之国(しそくのくに)
山河襟帯(さんがきんたい)の使い方
あの子たちはどこに逃げたの?
崖に囲まれた山の上、山河襟帯に逃げたんだよ。
それじゃあ、簡単に追いかけることは不可能ね。
そうなんだよ。背後の崖を登ることができればいいんだけどね。たかが鬼ごっこなのにハードな展開になってきたよ。
山河襟帯(さんがきんたい)の例文
- 大分県にある臼杵城は、臼杵湾に浮かぶ丹生島に築いた海城で、山河襟帯に恵まれていました。
- 山河襟帯というような敵が攻めにくい、そんな城を作ることができる場所を探してまいれ。
- 日本には、山河襟帯というべき山や崖に囲まれ、防備の上から無双の要害が多数存在しました。
- 彼らのアジトは、山河襟帯で、さすがの警察もなかなか踏み込むことができないようです。
- あの山河襟帯に正面から攻め込めば、味方は全滅間違いなしなので、何か策を講じねばなりません。