【四字熟語】
只管打坐
【読み方】
しかんたざ
【意味】
余念を交えず、ただひたすら座禅すること。
【語源・由来】
「只管」はひたすらという意味。「打」は動詞につく接頭語で「打坐」は座禅を組むこと。曹洞宗の座禅の特色。
「只」は「祇」とも書く。
【典拠・出典】
『正法眼蔵随聞記』
只管打坐(しかんたざ)の使い方
うーん。アイディアが浮かばない。只管打坐してみようかな。
只管打坐は、何かを求めてする座禅のことではないのよ。無になることなのよ。
うーん。何が違うの?
目的のためにする座禅はただの座禅。只管打坐は無の境地、つまり悟りの境地にいたる座禅のことよ。全然違うでしょう?
只管打坐(しかんたざ)の例文
- 健太くんのように、ぼーっと足を組んでいるだけなのは、只管打坐とは言いません、ただの座禅です。
- 悟りを得るための只管打坐は、悟るためという目的があるから只管打坐とは言えないなんて、なんて難しいんだ。
- 只管打坐をし、無の境地に至り、仏さまに一歩近づきました。
- 自分という存在を忘れるくらい無になるまで只管打坐しました。
- 一切の執着から離れ解脱するために、只管打坐し、心身は自然と一体化しました。