【四字熟語】
慈悲忍辱
【読み方】
じひにんにく
【意味】
いつくしみの心が深く、どんな苦難も耐えしのぶこと。仏教語で、僧として必ず守るべき道をいう。
【語源・由来】
「慈悲」は衆生(しゅじょう)をいつくしむ心。「忍辱」は苦難を耐えしのぶこと。
【典拠・出典】
『太平記』「一二」
慈悲忍辱(じひにんにく)の使い方
健太くん。さっきは偉かったわね。暴言を吐かれたのによく我慢したわね。
慈悲忍辱というからね。僕は仏の道を進むために我慢したんだよ。
偉いわね。きっと仏様は、健太くんの慈悲忍辱の姿勢を見ていてくれているわよ。
仏様がわかってくれているなら僕は幸せさ。
慈悲忍辱(じひにんにく)の例文
- 慈悲忍辱を説く僧侶が、人を押しのけて優先座席に座ったのでびっくりしました。
- 人にやさしく、自分に厳しく、慈悲忍辱を心に修行を積んでいます。
- 仕返しなんて考えてはいけないと自分で自分の心を押さえ、慈悲忍辱の心で耐えました。
- ともこちゃんは、慈悲忍辱の精神で、大概のことは許してくれます。
- 普段、慈悲忍辱の精神を説いているけれども、彼女に浮気をされたときは、さすがに人間不信に陥りそうになりましたよ。