【四字熟語】
奢侈文弱
【読み方】
しゃしぶんじゃく
【意味】
おごり、ぜいたくをつくし、文事ばかりにふけって、おとなしく、気が弱いこと。
【語源・由来】
「奢侈」は分限を超えた暮らしをすること。「奢」も「侈」もおごる、ほしいままにするという意味。「文弱」は文事(文学・学問上の事)にのみふけって、やさしいこと。
【典拠・出典】
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奢侈文弱(しゃしぶんじゃく)の使い方
僕の家は、本当はお金持ちだったんだって。なのに今は貧乏なんだ。
どうしてそうなったの?
おじいちゃんが奢侈文弱だったからなんだって。財産を食いつぶしながら作家を目指していたんだけど、財産が底をつくことになっても、作家として芽が出なかったんだって。
せめて質素な文弱だったらよかったのにね。
奢侈文弱(しゃしぶんじゃく)の例文
- 父は、奢侈文弱だったので、近所の若旦那たちを呼んでは贅沢な句会を開いていたそうです。
- 奢侈文弱だった健太くんは、執筆のための取材と称して、旅行三昧の日々です。
- 健太くんは、奢侈文弱だったから、周りの友人からいい金づる扱いをされていました。
- おじいちゃんは、奢侈文弱で、作家として売れなかったけれども、贅沢をやめることはできなかったそうです。
- 健太くんは、奢侈文弱で、おごって偉そうにしているけれども、本当は気弱な優しい人なんです。