合縁奇縁の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
合縁奇縁
【読み方】
あいえんきえん
【意味】
人と人との関係で、互いに親しくなったり、いがみあったりする、それは不思議な因縁によるものだという事。男女、夫婦、友人の巡り合わせについていう。
つまり、「人間関係って不思議やな。合う人もいれば合わへん人もいるけど、それがどういうわけかつながるんや」ってことやな。
まあ、「人と人との絆の不思議さ」を教えてくれる言葉やな。
まあ、「人と人との絆の不思議さ」を教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
合縁奇縁の「合縁」とは気心の合う縁という意味、また「奇縁」は不思議な巡り合わせのこと。「合縁」は「相縁」や「愛縁」とも書く。また、「奇縁」は「機縁」と書かれることもある。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・縁は異なもの味なもの
【英語訳】
a matter of taste
whether or not to get along with someone is predetermined by fate.
relationship is predetermined by fate
英語例文
彼とはなぜかソリがあわない、だけど合縁奇縁だから仕方がない。
I don’t know why I can’t get along with him, but it can’t be helped just a matter of taste.
彼とはなぜかソリがあわない、だけど合縁奇縁だから仕方がない。
I don’t know why I can’t get along with him, but it can’t be helped just a matter of taste.
合縁奇縁(あいえんきえん)の解説
カンタン!解説
「合縁奇縁」っていうのは、ふしぎな出会いや、思いがけない関係を生むような縁を表すんだよ。人と人との出会いや、仲良くなるかどうかは、なんとなくの「縁」っていう不思議な力によって決まるんだってことさ。特に恋人同士とか、男女の関係についてよく使うよ。
「合縁」ってのは、もともと仏教の言葉で、人と人が愛情から結びつくことを表すんだ。「奇縁」ってのは、不思議な出会いや、予想もしなかった人との繋がりを意味するよ。
ちなみに、「愛縁機縁」や「相縁機縁」っていう書き方もあるんだよ。なので、「男女の仲は合縁奇縁」というと、男と女が恋人になるかどうかは、思いもよらない出会いや、予想外の縁によって決まるってことさ。
合縁奇縁(あいえんきえん)の使い方
ともこちゃん浮かない顔してどうしたの?何かあった?
そうなの。私のクラスに新しく転校生がきたでしょ。みんなはその子と仲良くなってるのに、私はなんだか仲良くなれないの。なんでかな。
そんなに心配しなくても大丈夫だよ。人と人とは合縁奇縁っていうでしょ。だから無理に仲良くしようとしなくても仲良くなれる人とは自然に仲良くなるって。
そうね。ありがとう。考えすぎだったかもね。
合縁奇縁(あいえんきえん)の例文
- 私の妻の兄は今まで出会ったことのないタイプの人間だが、なぜだか彼とは気があう。合縁奇縁というものだろうか。
- 私たちの結婚は親が勝手に決めたものだったが、合縁奇縁というのか彼女とはとても気が合う仲のいい夫婦だ。
- 彼は私の実の息子だが、なぜか苦手だ。血を分けた親子ですら合縁奇縁はあるものだ。
- 男女の仲は合縁奇縁だ。
- 僕の彼女との馴れ初めは合縁奇縁としか言いようのないシチュエーションだった。
合縁奇縁の文学作品などの用例
- 合縁奇縁ハ見てわからず。しかるを梅屋舗の腰掛にて。一寸見た計で縁談沙汰。<坪内逍遥・当世書生気質>
お互いの気持ちが合うこともあれば、全く合わないこともある。
しかし、それがなぜか一緒になる、という意味が込められている。