【四字熟語】
助長抜苗
【読み方】
じょちょうばつびょう
「長を助けんとして苗を抜く」とも読む。
【意味】
成長を助けようとして力をかすことがかえって成長を妨げること。
【語源・由来】
宋の農夫が稲の成長を助けようとして苗をひっぱたら、かえって苗が枯れてしまったことから。
【典拠・出典】
『孟子』「公孫丑・上」
助長抜苗(じょちょうばつびょう)の使い方
母さんが、いつも僕のやることに手を出すから、僕は不器用な人間に育ってしまったよ。
助長抜苗ね。親は、黙って見守ることも必要よね。
もっと僕を信じて見守ってほしかったなあ。
今からでも遅くないわよ。親離れ、子離れをして自分を磨きましょうよ。
助長抜苗(じょちょうばつびょう)の例文
- 過保護すぎると、助長抜苗、自分で判断することができない人間になります。
- 助長抜苗、功を焦って誤った方法をとることが無いよう、常に冷静でいよう。
- 転ばぬ先の杖を子のために親が用意するのは、助長抜苗でしかない。
- 彼女がやっていることは、助長抜苗、子供の才能を潰す行為です。
- 冷暖房が整った好環境は、子供にとって助長抜苗、体温調節が苦手な子供になりかねません。