著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

清淡虚無【せいたんきょむ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
清淡虚無

【読み方】
せいたんきょむ

【意味】
心にわだかまりがなく静かに落ち着いた境地。無私無欲で物事に執着せず平静な心のこと。

【語源・由来】
「清淡」は心の清く淡白なこと。「虚無」は心の空虚なさま。

【典拠・出典】

【類義語】
虚静恬淡(きょせいてんたん)
・虚無恬淡(きょむてんたん)

清淡虚無(せいたんきょむ)の使い方

ともこ
さっき、商店街のくじ引きでハワイ旅行が当たったの。
健太
へえ。いいな。じゃあ、冬休みはハワイに行くんだね?
ともこ
いいえ。隣にいたカップルに権利を譲ってあげたの。
健太
ともこちゃんは清淡虚無の境地にいるんだなあ。無欲すぎるよ。

清淡虚無(せいたんきょむ)の例文

  1. ともこちゃんは清淡虚無なので、怒りを引きずらないし、そもそも怒ることがないです。
  2. 普段、清淡虚無な健太くんが、めずらしく執着したものだから、できれば健太くんに譲りたいと考えています。
  3. ともこちゃんは清淡虚無の境地に至っているので、感情的になることがありません。
  4. ヒステリックなお母さんに、健太くんを見習って、清淡虚無の境地に至ってもらいたいものです。
  5. 清淡虚無の境地に至れば、この際限なくあふれ出てくる物欲に勝つことができるんだろうな。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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