著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

摂取不捨【せっしゅふしゃ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
摂取不捨

【読み方】
せっしゅふしゃ

【意味】
仏がすべての生き物を見捨てず救うこと。

【語源・由来】
「摂取」は仏が慈悲によって衆生を救うこと。「不捨」は仏がどんな生き物も見捨てることはないということ。

【典拠・出典】
観無量寿経

摂取不捨(せっしゅふしゃ)の使い方

健太
何でこんなにアンラッキーな人生なんだろうか。
ともこ
そんなに嘆かないで、前向きに生きていきましょうよ。
健太
こんな人生もう嫌だ。生きていくのがつらいよ。
ともこ
摂取不捨の利益があるわよ。いずれ救われる時が来るわ。だからその時まで前向きに楽しく生きましょうよ。

摂取不捨(せっしゅふしゃ)の例文

  1. 摂取不捨の利益を得るために、毎日念仏を唱えています。
  2. 仏陀は摂取不捨の利益を、幸福から目をそむけるものにも、幸福を望むものにもすべての人に与えます。
  3. 摂取不捨を得ることを人生の目的として、毎日生きています。
  4. 親鸞は摂取不捨の利益をあずかり、最高の幸福を手に入れたそうですが、私も摂取不捨の利益にあずかって、最高の幸福を手にしたいものです。
  5. 人は幸せになると、これが永遠ではないことに恐怖を感じますが、摂取不捨の利益は永遠で恐怖から解放されます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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