【四字熟語】
蛇蚹蜩翼
【読み方】
だふちょうよく
【意味】
互いにもちつもたれつの関係にあること。
【語源・由来】
「蛇蚹」は蛇の下腹にあるうろこのこと。「蜩」は蝉のことで、「蜩翼」は蝉の羽という意味。蛇はうろこによって動くことができ、うろこは蛇によって動くことができる。また、蝉は羽によって飛ぶことができ、羽は蝉によってはばたくことができるということ。
【典拠・出典】
『荘子』「斉物論」
蛇蚹蜩翼(だふちょうよく)の使い方
あの夫婦は仲がいいよね。
蛇蚹蜩翼の関係なのよね。お互いがいないとだめなんだって。
なるほどね。片方だけが依存する夫婦はすぐだめになるってわけだね。
友人でも夫婦でも、どんな関係でも蛇蚹蜩翼な関係ほど長続きするわよね。
蛇蚹蜩翼(だふちょうよく)の例文
- あの会社とは蛇蚹蜩翼の関係でここまで来ました。
- 私が健太くんに尽力してくれたことへのお礼をいったら、蛇蚹蜩翼、持ちつ持たれつだよと言ってくれました。
- ともこちゃんと健太くんは、蛇蚹蜩翼、共存する関係です。
- 蛇蚹蜩翼で世の中は成り立っていると思えば、あまり隣人に腹をたてることはなくなります。
- お互いさま、蛇蚹蜩翼だから気にしないで。