【四字熟語】
陳蔡之厄
【読み方】
ちんさいのやく
【意味】
旅の途中で災難にあうたとえ。
【語源・由来】
孔子が諸国歴遊中に陳と蔡の国境近辺で、兵に囲まれ、食料が足りずに苦労した災難のこと。
【典拠・出典】
『史記』「孔子世家」
陳蔡之厄(ちんさいのやく)の使い方
健太くん。海外旅行の途中でテロにあったのに、無事に帰ってくることができてよかったわよね。
そうなんだ。陳蔡之厄だったよ。生きた心地がしなかった。
私は、テレビ画面の前で健太くんの無事を祈り続けていたわ。
ありがとう。おかげでこうやって無事に帰国することができたんだと思うよ。
陳蔡之厄(ちんさいのやく)の例文
- パスポートが入ったかばんを旅先で盗まれ、まさに陳蔡之厄でした。
- まさか自分が陳蔡之厄にあうとは思いもしませんでした。
- 思いがけない陳蔡之厄の最中にあってもともこちゃんは冷静さを保っていました。
- 陳蔡之厄にあってもいいように保険に加入しておきました。
- スーツケースは壊れるし、財布を無くすし、ホテルに忘れ物をするし、陳蔡之厄が重なって異国の空の下で泣きたくなってきました。