著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

桐葉知秋【どうようちしゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
桐葉知秋

【読み方】
どうようちしゅう

【意味】
わずかな兆しから、物事の衰亡や大勢を察知すること。また、為政者たる者はささいな出来事からも、全体の情勢を予知する能力を持たねばならないということ。

【語源・由来】
「知秋」は秋の来たのに気づくという意味。

【典拠・出典】
淮南子』「説山訓」

【類義語】
一葉知秋(いちようちしゅう)
梧桐一葉(ごどういちよう)

桐葉知秋(どうようちしゅう)の使い方

健太
新しい総理大臣が今日決まるね。
ともこ
そうね。次こそは桐葉知秋することができる総理大臣だといいわね。
健太
前の総理大臣は、手遅れになるまで手を打とうとしなかったから困ったことになったよね。
ともこ
誰がなるのかしらね。

桐葉知秋(どうようちしゅう)の例文

  1. ともこちゃんは桐葉知秋する能力に長けているので、どの派閥につけば自分に有利かわかっているようです。
  2. 桐葉知秋することができる健太くんは、この会社が倒産することを予見していました。
  3. ともこちゃんは観察力があるから、桐葉知秋することができます。
  4. ともこちゃんは些細なことから桐葉知秋して、事が大きくなる前に収めてくれます。
  5. 先月の健太の頭痛から桐葉知秋することができていたら、もっと早期発見できていたかもしれません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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