著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

墜茵落溷【ついいんらくこん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
墜茵落溷

【読み方】
ついいんらくこん

「茵に墜ち溷に落つ」とも読む。

【意味】
人には運不運があるということ。

【語源・由来】
「茵」はしとね・敷物のこと。「溷」はかわやという意味。風に吹かれて散った花が、あるものは幸運なことに敷物の上に落ち、あるものは不運にもかわやに落ちるということから。

【典拠・出典】
南史』「范縝伝」

【類義語】
運否天賦(うんぷてんぷ)

墜茵落溷(ついいんらくこん)の使い方

健太
受験に失敗してしまったんだよ。
ともこ
墜茵落溷、運不運もあるからあまり落ち込まないほうがいいわよ。
健太
そうだよね。縁がなかっただけだよね。
ともこ
そうよ。きっと別のいい学校に巡り合えるわよ。

墜茵落溷(ついいんらくこん)の例文

  1. 日頃の行いがいい私がこんな目に合うなんて墜茵落溷だ。
  2. あんなにいい人が不幸なことになるとは、墜茵落溷、運不運ってあるよね。
  3. 墜茵落溷、どうしようもなく運がいいうらやましい人っているよね。
  4. どんなに祈っても墜茵落溷はどうしようもできない。
  5. 墜茵落溷、運不運に振り回されているのは自分だけではないのだから、そんなに悲観することはありません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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