著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

天地玄黄【てんちげんこう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
天地玄黄

【読み方】
てんちげんこう

【意味】
天は黒く、地は黄色であること。

【語源・由来】
「玄」は黒色という意味。『千字文』のはじめに「天地玄黄、宇宙洪荒」とある。

【典拠・出典】
易経』「坤卦」

【類義語】
・天玄地黄(てんげんちおう)

天地玄黄(てんちげんこう)の使い方

健太
天地玄黄からはじまる千文字を教科書に、昔の中国の人は文字の勉強をしたそうだね。
ともこ
現代の日本の小学校で学ぶ漢字の数がおよそ千個よ。
健太
へえ。じゃあ「千文字」と同じだね。
ともこ
日本の小学生は、それに加えてカタカナ、ひらがな、そして今では英語も加わって大変よね。

天地玄黄(てんちげんこう)の例文

  1. 天地玄黄、天は「玄」と言われているように、天は黒く、存在の根源にある幽遠にして神秘的なものです。
  2. セグロウミヘビは、天地玄黄の相を如実にあらわしていて二色蛇とも呼ばれ、神の使いとされています。
  3. 天の神秘性と大地の永遠性とを称えた天地玄黄、天地とともに人間が永遠であるために天地に感謝する気持ちを持ち続けなくてはいけない。
  4. 天地玄黄からはじまる「千文字」は覚えやすいように押韻がなされています。
  5. 天地玄黄にあるように、地は黄色と考えられ、中国の最初の皇帝は黄帝、これはきっとなにか関係があるんでしょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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