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出典:易経(えききょう)の四字熟語一覧

易経

出典:wiki

『易経』は、中国古典の中でも重要な位置を占める文献で、伏羲とされる著者によって成立しました。

元々は、商朝時代からの占術、特に卜辞や筮という方法を基にして編纂されました。この書は、陰陽という二つの元素が対立し統合する過程を中心に、自然界の変化の法則を説明する哲学的な内容を持ち合わせています。

『易経』は五経の一つとして、12編から構成されています。具体的には、八卦の組み合わせによる64の卦の意味を説明する「卦辞」と、それらの卦を構成する6本の爻の意味を説明する「爻辞」の2編が主文で、それに続く解釈部分が10編となっており、これを「十翼」と呼びます。

経の部分は周の文王が、伝の部分は孔子が作ったとの伝承があるものの、実際には経は周代、伝は周末から漢初にかけて段階的に成立したと考えられています。

荀子の学派によって儒教の経典として取り入れられたほか、『老子道徳経』『荘子』とともに「三玄」として、また『黄帝内經』『山海經』と並び「上古三大奇書」とも称されています。

戦国時代から秦漢にかけて、儒家は『易経』の解釈をもとに自らの主張を展開し、宇宙論や陰陽哲学を付加することで、中国人の人生観や世界観に大きな影響を与えました。

現代でも、『易経』はその哲学的内容と占術としての側面から、多くの人々に読まれ、研究されています。

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