【四字熟語】
天門開闔
【読み方】
てんもんかいこう
【意味】
天の造化の門が開き閉じる。開くと万物が生成し、閉じると消滅することから、万物の生滅変化をいう。
【語源・由来】
「天門」は万物が生まれ出る門。老荘思想でいう無、道と同意とも、また玄妙な雌の性器とも心にある英知の門とも解され異説が多い。「闔」は閉じるという意味。
【典拠・出典】
『老子』「一○章」
天門開闔(てんもんかいこう)の使い方
花壇の花が枯れてしまったわ。育て方が悪かったのかしら。
天門開闔、生き物はすべて生滅変化するものだよ。
頭では分かっているんだけど、悲しいわ。
ともこちゃん。見てよ。ほらあたらしい芽が出ているよ。またきれいな花を咲かせてくれるんじゃないかな。
天門開闔(てんもんかいこう)の例文
- この世のすべては天門開闔、変化し無常なものです。
- 天門開闔、死を嘆くことはない、永久不変なものなどないのだから。
- 生あるものは必ず滅す、天門開闔、死の瞬間まで生きている今を楽しもう。
- 天門開闔、この世は諸行無常、変化していくものだからこだわりを捨て、無の境地に到ろうじゃないか。
- 人の生死は天門開闔次第、人の意思ではどうにもできないものだから、悟りの境地で受け入れよう。