【四字熟語】
訥言敏行
「言に訥にして行いに敏なり」とも読む。
【読み方】
とつげんびんこう
【意味】
人格者はたとえ口は重くても、実行は正しく敏速でありたいということ。
【語源・由来】
「訥言」はことばが巧みでない。口べたという意味。「敏行」はすばやく行動すること。
【典拠・出典】
『論語』「里仁」
【類義語】
・不言実行(ふげんじっこう)
訥言敏行(とつげんびんこう)の使い方
今年こそ夏休みの宿題を開始一週間で終わらせるぞー!
徳のある人は訥言敏行、言葉にしなくても実行に移せるものなのよ。
だって口に出さないと、またさぼってしまいそうなんだもん。
口先だけにならないといいわね。
訥言敏行(とつげんびんこう)の例文
- 健太くんは会話が不得手だけれども、やるときはやる訥言敏行な人なんです。
- ともこちゃんは口下手だけど訥言敏行、行動で示してくれるから信頼に足る女性なんです。
- 訥言敏行な空手部の部長は、口数が少なくて朴訥だけれどもみんなの憧れです。
- 口先だけの人間より、あまり話さなくても訥言敏行な人のほうがいい。
- ともこちゃんは口が動くより先に行動する訥言敏行の人です。