【四字熟語】
南橘北枳
【読み方】
なんきつほくき
【意味】
人も住む環境によって、よくも悪くもなること。
【語源・由来】
江南の橘を江北に移植すると食べられない枳に変わることから。
【典拠・出典】
『晏子春秋』「内篇・雑・下」
【類義語】
・墨子泣糸(ぼくしきゅうし)
南橘北枳(なんきつほくき)の使い方
健太くん。隣の学区に引っ越すって本当?
そうなんだ。父さんが南橘北枳というから、よりよい環境の学区に引っ越して、いい影響を受けるべきだって考えているんだ。
確かにあっちの学区は勉強熱心な家庭が多いけれども、友達と離れるのはつらいわよね。
そうなんだよ。僕はこのままがいいんだよ。
南橘北枳(なんきつほくき)の例文
- 健太くんがあんな不良になってしまうなんて、南橘北枳って本当だね。
- 南橘北枳というので、文教地区はお子さんのいるご家庭に人気があり、家賃が高めになっています。
- 都会に行った健太くんは、南橘北枳というように変わってしまいました。
- 南国に住む人はおおらかというけれども、南橘北枳というように、沖縄に移り住んだ健太くんはおおらかな性格に変わりました。
- 南橘北枳というから、住環境はしっかり考えよう。