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咫尺之書【しせきのしょ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
咫尺之書

【読み方】
しせきのしょ

【意味】
ごく短い手紙のこと。簡単な書状。

【語源・由来】
「咫尺」は周代の長さの単位で、咫は八寸、尺は十寸。転じて、きわめて短い距離や長さをいう。

【典拠・出典】
史記』「淮陰侯伝」

咫尺之書(しせきのしょ)の使い方

健太
ともこちゃんからのメールの返事はいつも咫尺之書だよね。
ともこ
咫尺之書の方がわかりやすくて、誤解が生じることがないでしょう。
健太
そうだけど、なんだかそっけないよね。
ともこ
じゃあ、今度から絵文字をつけて送るわ。

咫尺之書(しせきのしょ)の例文

  1. 健太くんのメールは咫尺之書で、「はい」か「いいえ」のように一言であることが多いです。
  2. 年賀状には、咫尺之書であっても直筆のメッセージが添えられているとうれしいものです。
  3. 健太くんからのLINEのメッセージは、咫尺之書どころか、一文字もなく、LINEスタンプしか送ってこないんです。
  4. 健太くんが旅先から送ってくれる手紙は、咫尺之書だけれども、元気そうにやっていることが文字から伝わってきました。
  5. 咫尺之書でいいから、実家のお母さんにたまには手紙を書いてあげなさい。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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