一場春夢の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一場春夢
【読み方】
いちじょうのしゅんむ
【意味】
春の夜の夢のように、その場限りであること。人生の栄華のきわめてはかないことのたとえ。
それって、ちょっとした幸せや成功が「ぱっと煌めいて、すぐ消える」みたいなことやな。
春の夜の夢みたいに、一瞬の楽しさやきらめきやで。
これは、「人生の幸せや成功も一瞬」ってことを教えてくれるわな。
春の夜の夢みたいに、一瞬の楽しさやきらめきやで。
これは、「人生の幸せや成功も一瞬」ってことを教えてくれるわな。
【語源・由来】
「一場」はその場限り、つかのま。ひとときだけの短い春の夜に見る夢の意から。
【典拠・出典】
盧延譲(ろえんじょう)「哭李郢端公(りえいたんこう)」
【類義語】
・邯鄲之夢(かんたんのゆめ)
【英語訳】
extremely empty
extremelyは「きわめて」という意味の副詞。emptyは「虚しい」という意味の形容詞。
英文例
その王の栄華は一場春夢だった。The glory of the king was extremely empty.
英文例
その王の栄華は一場春夢だった。The glory of the king was extremely empty.
一場春夢(いちじょうのしゅんむ)の解説
カンタン!解説
「一場春夢」という言葉は、人生の良い時期や成功が、あっという間に終わってしまうことを比喩しているんだよ。
例えば、春の夜に見る夢は短くて、目が覚めたらすぐに忘れちゃうよね。そんな、ほんのちょっとの間だけのことを「一場」と言うんだ。この言葉の背景には、短い夢の中での幸せや良いことが、現実ではすぐに終わってしまうことをイメージしているんだ。
だから、「一場春夢」は、一時的な幸せや成功を指して使うことが多いよ。ちなみに、この言葉の元となったのは、盧延譲っていう人が書いた「李郢端公を哭す」という詩なんだよ。
一場春夢(いちじょうのしゅんむ)の使い方
秋にはあんなに咲いていたお花畑が、今ではからっぽで寂しいわ
花も一場春夢だよねぇ
春になったら、また種をまこうね
うん、ぼくも手伝うよ!
一場春夢(いちじょうのしゅんむ)の例文
- 彼が経営する会社は一時期上場する勢いだったが、一場春夢だった。
- 気分が落ち込むと、世の中のすべてが一場春夢に思えて虚しい。
- 彼女は社内で大出世したがプロジェクトが失敗し、今ではその栄光は一場春夢だ。
- その王国は別の部族に滅ぼされ、その栄華は一場春夢と消えた。
- 荒城の月を聞くと、一場春夢の気分が味わえる。
人生の輝きや成功も瞬時に消えることがあるという意味が含まれているんだ。