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一上一下【いちじょういちげ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

一上一下の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
一上一下

【読み方】
いちじょういちげ

【意味】
その時その時の場面に応じて適切な対応をとることのたとえ。

四字熟語の博士
「一上一下」という四字熟語は、物事が上がったり下がったりする様子から、状況や場面に応じて適切な行動や判断をすることを示しているんだよ。
助手ねこ
あぁ、つまり「場面に合わせて、上手くやったり引いたりする」ってことかいな。
例えば、相手の気分や状況を見て、ちょうどいい対応をするのがこの「一上一下」の考え方やな。
うまく波に乗って、その時々でベストなことをする感じやね。

【語源・由来】
上げたり下げたり、上がったり下がったりの意から。

【典拠・出典】
呂氏春秋』「圜道(かんどう)」

【類義語】
臨機応変(りんきおうへん)
当意即妙(とういそくみょう)

【英語訳】
resourceful

resourcefulは「臨機応変な」という意味の形容詞。
英文例
彼の対応は一上一下だった。He corresponded resourcefully.

一上一下(いちじょういちげ)の解説

カンタン!解説
解説

「一上一下」っていうのは、物や人が上に行ったり、下に行ったりすることを表す言葉だよ。つまり、上げたり、下げたりする動きのことさ。でも、この言葉はただの動きだけじゃなくて、何か事態や状況に応じて、適切な行動をとるような意味も持っているんだ。

「一…一…」っていうのは、「これか、それか」という意味で使うんだよ。この「一上一下」という言葉の元になった考え方は、宇宙のエネルギーがずっと動き続けて、止まらないことを表しているんだ。

例として、「一上一下して動く」っていうのは、何かが上に行ったり、下に行ったりする動きをしていることを示しているよ。この言葉の出どころは、『呂氏春秋りょししゅんじゅう』っていう本の中の「圜道えんどう」という部分から来てるんだよ。

一上一下(いちじょういちげ)の使い方

ともこ
私、どうしても先生のやり方についていけないわ
健太
ともこちゃんも頭が固いなぁ。一上一下で対応していかないと。
ともこ
意固地になりすぎていたかしら
健太
もっと気張らずに考えたほうがいいよ

一上一下(いちじょういちげ)の例文

例文
  1. 物事を成功させるためには、一上一下の対応が必要だ。
  2. 一上一下で対応することさえ気をつけていれば、大きな問題はない。
  3. うちの母はとっさの機転がきかないので、一上一下が苦手だ。
  4. 彼女は細やかな気遣いができる人で、一上一下が得意だ。
  5. 一上一下さえできていれば、こんな失敗はしなかったものを。

一上一下の文学作品などの用例

  1. 有恁かかるほどに車体ハ一上一下と動揺して、あるい頓挫とんざし、或ハ傾斜し、唯是風の落葉を捲き、<泉鏡花義血侠血>
  2. 神のごとく無垢むくなる五十幾名の少年少女の心は、これから全く我が一上一下するむちにつながれるのだなと思う。〈石川啄木・日記〉

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