【四字熟語】
廃仏毀釈
「排仏棄釈」とも書く。
「仏を廃して釈を毀る」とも読む。
【読み方】
はいぶつきしゃく
【意味】
仏教を排斥すること。
【語源・由来】
「釈」は「毀釈」は釈迦(仏教)をそしるという意味。一八六七(明治元)年の神仏分離令の公布とともに、寺・仏像などの破壊運動がおこった。
【典拠・出典】
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廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の使い方
明治時代に行われた廃仏毀釈のせいで、文化財が多く永久に失われ、海外に流出したものも多かったんだよね。
そうなのよ。祭政一致をするにしても、何かほかに手立てはなかったのかしらね?
結局、仏教を信仰する民衆の抵抗にあってとん挫したようだけれども、それまでに失った物の被害は甚大だよね。
残念な話よね。
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の例文
- 廃仏毀釈の対象となった寺の僧侶は、神官となりました。
- 九州では廃仏毀釈が盛んにおこなわれ、古来から残るお寺は本州と比較して少なくなっています。
- 明治は近代化を目指したといわれているけれども、廃仏毀釈は蛮行でしかなかった。
- タリバン政権がバーミヤン渓谷の仏像を破壊した際、世界中が衝撃を受けたが、廃仏毀釈では日本政府はそれを上回る破壊活動を主導しました。
- 廃仏毀釈は今も必要だったのか疑問が残る政策です。