著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

破鏡重円【はきょうじゅうえん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・対義語)

【四字熟語】
破鏡重円

【読み方】
はきょうじゅうえん

【意味】
別れた夫婦がまたいっしょになること。また、離ればなれになっていた夫婦が再会すること。

【語源・由来】
「重」は重ねて・再びという意味。割れた鏡が再びもとの円い鏡にもどるという意味から。
陳の徐徳が戦乱の最中、妻と別れるとき、再会のために鏡を半分に割ってそれぞれ一片を持っていたところ、再会できたという故事による。

【典拠・出典】
太平記』一六六引『本事詩

【対義語】
・破鏡不照(はきょうふしょう)

破鏡重円(はきょうじゅうえん)の使い方

ともこ
先生の機嫌がいいわよね。
健太
奥さんと復縁して、破鏡重円の喜びの真っただ中だそうだよ。
ともこ
へえ。覆水盆に返らずっていうのに破鏡重円なんてことが本当にあるのね。
健太
いろんな夫婦がいるもんだよね。

破鏡重円(はきょうじゅうえん)の例文

  1. 終戦となり、戦地から無事に戻った夫と再会し、破鏡重円の喜びをかみしめました。
  2. 遠くの国に拉致された妻と生きているうちにまた会うことができて、破鏡重円の喜びでいっぱいです。
  3. 子はかすがいというけれども、まさかあの夫婦が破鏡重円となるとはねえ。
  4. あの二人は離婚と破鏡重円を繰り返しています。
  5. 早く彼の元気な姿をこの目で確認して、破鏡重円の喜びをかみしめたいです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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