著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

麦穂両岐【ばくすいりょうき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
麦穂両岐

【読み方】
ばくすいりょうき

【意味】
豊作のまえぶれのこと。また、善政のたとえ。

【語源・由来】
「麦穂」は麦の穂。「両岐」は二またに分かれること。麦の穂が二またになって実るという意味。

【典拠・出典】
後漢書』「張堪伝」

麦穂両岐(ばくすいりょうき)の使い方

健太
昨日の雷はすごかったねえ。
ともこ
本当にすごかったわね。落雷による被害も多かったそうよ。
健太
春雷は麦穂両岐だっていうよね。
ともこ
そんな言い伝えがあるの?本当にそうなるといいわよね。

麦穂両岐(ばくすいりょうき)の例文

  1. 時宜を得た降雪は、翌年の麦穂両岐で縁起がいいといわれているので、来年は豊作が期待できます。
  2. 瑞雲が現れたから麦穂両岐、きっと穏やかな治世が続くでしょう。
  3. ブータンではツルは麦穂両岐の象徴で、ツルの飛来は豊作への期待のみならず喜びをもたらしてくれます。
  4. 今年はホウネンエビがたくさん田んぼに姿をあらわした、麦穂両岐、豊作で間違いない。
  5. 昇り竜のような雲が空に浮かんでいる、きっとこれは麦穂両岐の兆し、今日の選挙では素晴らしい人が選ばれるに違いありません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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