著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

万水千山【ばんすいせんざん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
万水千山

【読み方】
ばんすいせんざん

【意味】
山また山、川また川の広大で奥深い自然をいう。また、道の遠くはるかなことの形容。道のけわしいことの形容。

【語源・由来】
「千」「万」は数の多いことを表す「千万の思考」という意味。

【典拠・出典】
宋之問

【類義語】
・千思万慮(せんしばんりょ)
・千思万想(せんしばんそう)
・千方百計(せんぽうひゃっけい)
・百術千慮(ひゃくじゅつせんりょ)

万水千山(ばんすいせんざん)の使い方

ともこ
この遠足は万水千山だといったのにサンダルできたの?
健太
とても履き心地がいいサンダルなんだよ。
ともこ
サンダルでしかも素足じゃケガをするし、虫に刺されるし、危険しかないわよ。
健太
僕は山を甘く見ていたよね。

万水千山(ばんすいせんざん)の例文

  1. 日本人が未踏である万水千山を越えるために、毎日鍛えています。
  2. 健太くんは万水千山を旅しているので、とてもたくましい。
  3. この程度の坂道で泣き言を言っているようでは、万水千山の間を旅することはできないぞ。
  4. 万水千山のさらに奥、人っ子一人住んでいないようなところにその花は咲いているそうです。
  5. 万水千山に踏み入りクマに出会いました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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