【四字熟語】
万物逆旅
【読み方】
ばんぶつのげきりょ
【意味】
天地のこと。
【語源・由来】
「万物」は宇宙にあるあらゆるもの。「逆旅」は旅館のこと。万物が天地の間に生滅するようすが、旅人が旅館に泊まり、そして去ってゆくのに似ていることからいう。
【典拠・出典】
李白「春夜宴桃李園序」
万物逆旅(ばんぶつのげきりょ)の使い方
天地は万物逆旅、この世はとてもはかないものだよね。
そうね。かつて栄華を誇っていた恐竜が滅びたように、人類もいずれは滅びるでしょうね。
長い長い地球の歴史を紐解くと、人間なんて一泊二日で宿泊する旅行客みたいなものなんだよね。
そうよ。だから人間は、素敵な宿を提供してくれる地球に感謝し、もっと謙虚に生きるべきだと思うわ。
万物逆旅(ばんぶつのげきりょ)の例文
- 天地は万物逆旅、光陰は百代の過客、人間の人生なんてあっという間です。
- 短い一生だから、天地は万物逆旅、一瞬でもいいから輝きたいんだ。
- 天地は万物逆旅というのだから、老化はしょうがない。
- 時は流れ、天地は万物逆旅、変化しないものなどない。
- 天地は万物逆旅、後悔のない人生にしたい。