【四字熟語】
筆力扛鼎
「筆力鼎を扛(あ)ぐ」とも読む。
【読み方】
ひつりょくこうてい
【意味】
文章の筆力が非常に強いこと。
【語源・由来】
「筆力」は筆づかい、勢いをいう。中唐の韓愈が張籍の文章をほめたたえて言った言葉。
「扛鼎」は鼎を持ち上げること。鼎は両耳と三本の脚をもつ金属の器で食物の煮炊きに用いる。重い物の代表。または権勢の象徴とされる。
【典拠・出典】
韓愈「病中贈張十八」
筆力扛鼎(ひつりょくこうてい)の使い方
ともこちゃんの書いた小説は筆力扛鼎で、とてもいい作品だね。
自信作なのよ。
これは編集者に見せたほうがいいよ。
本当に?じゃあ、勇気を出して編集者に送ってみるわ。
筆力扛鼎(ひつりょくこうてい)の例文
- 若いころの彼の作品は筆力扛鼎だったけれども、歳を取ってからは駄目だね。
- 健太くんの小説は筆力扛鼎、力強く訴えたいことが伝わってきます。
- 大作でしたが、筆力扛鼎な文章で、最後まで飽きずに読むことができました。
- ともこちゃんは筆力扛鼎な作品を書くことで定評があります。
- 健太くんの作る詩は筆力扛鼎で、心に直接訴えかけてきます。