狐疑逡巡の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
狐疑逡巡
【読み方】
こぎしゅんじゅん
【意味】
疑ったり、ためらったりして、なかなか決断がつかずにぐずぐずしていること。
優柔不断なこと。
いつも二者択一やのに、どっちを選んだらええか迷ってしまうんやな。
これは、「迷いすぎてなかなか前に進めへん状況」を表す言葉やで。
【語源・由来】
「狐疑(こぎ)」とは、疑い深いきつねのように、疑うこと。
「逡巡(しゅんじゅん)」とは、後ずさりすること。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・右顧左眄(うこさべん)
・狐疑不決(こぎふけつ)
・縮手縮脚(しゅくしゅしゅくきゃく)
・首鼠両端(しゅそりょうたん)
・瞻前顧後(せんぜんこご)
・遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)
【英語訳】
be in doubt and unable to decide; hesitation and indecision.
狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)の解説
「狐疑逡巡」というのは、なかなか決断ができなくて、ぐずぐずと時間を無駄にすることを表しているんだよ。ちょうど疑い深いキツネが警戒しながら進むような感じだね。「逡巡」って部分は、なかなか前に進めず、ぐずぐずしたり後ろ向きになったりする様子を描いているんだ。
だから、「狐疑逡巡する」って言ったら、なんだかんだと理由をつけては物事を先延ばしにしたり、決断を避けてばかりいるということだよ。それが結果として大事なチャンスを逃してしまうこともあるんだよ。
例えば、「狐疑逡巡してチャンスを逃がす」っていうときは、自分で自分の道をふさいでしまって、大事な機会を逃してしまったという意味になるよ。だから、いつまでも迷っていてはチャンスをつかむことはできないよね。大切なのは、思い切って行動を起こすことだよ。
狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)の使い方
狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)の例文
- 彼はいつも狐疑逡巡していて、些細な決断にも時間がかかる。
- クイズの正解がわかったけれど、もしかして間違っているかもしれないと狐疑逡巡しているうちに、他の人が答えてしまった。
- 彼女は恋人にプロポーズされたけれど、狐疑逡巡していて返事を先延ばしにしているようだ。
- 兄は何事に対しても、狐疑逡巡するものだから、誰にも相手にされなくなってしまった。
- むずかしい問題に対して、狐疑逡巡するのはわかるけれど、お昼のメニューは簡単に決めてしまってもいいと思うよ。
狐疑逡巡の文学作品などの用例
- 幼い子供のとき、店の間の畳の上へ下りて行くときの、あの狐疑逡巡の気持と同じではなかったか、<宇野千代・或る一人の女の話>
迷いやためらいがあって、前に進むことが難しいという意味が込められているんだ。