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匪躬之節【ひきゅうのせつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
匪躬之節

【読み方】
ひきゅうのせつ

【意味】
自分の利害はかえりみないで、忠節を尽くすこと。

【語源・由来】
「匪躬」はわが身の利害損得を考えないこと。

【典拠・出典】
韓愈「争臣論」

匪躬之節(ひきゅうのせつ)の使い方

健太
弁慶の義経に対する忠誠心は匪躬之節だったんだよね。
ともこ
命がけで義経を守り続けたのよね。
健太
義経は最後は自刃したといわれているけれども、弁慶はどうなったのかな?
ともこ
義経を守るために全身に矢を受けて、立ったまま絶命したそうよ。「弁慶の立ち往生」として有名だけれども、まさに匪躬之節よね。

匪躬之節(ひきゅうのせつ)の例文

  1. 匪躬之節である健太くんは、唯一心から信頼できる部下なんです。
  2. たいていの武士は忠義を重んじ、主君のために匪躬之節を尽くしました。
  3. 健太くんは、匪躬之節の姿勢をみせることで上司の信頼を勝ち得ました。
  4. 匪躬之節は立派だけれども、忠義のために、自分が仕える議員の代わりに秘書の君が逮捕されるなんておかしな話じゃないか。
  5. ともこちゃんは匪躬之節を尽くすために、自分のことのみならず家族すらも捨てました。

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