著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

被髪纓冠【ひはつえいかん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
被髪纓冠

【読み方】
ひはつえいかん

【意味】
非常に急いで行動すること。

【語源・由来】
「被髪」は髪の毛をふり乱したさま。「纓冠」は冠のひもを結ぶこと。髪をふり乱したまま冠のひもを結ぶこと。

【典拠・出典】
孟子』「離婁・下」

被髪纓冠(ひはつえいかん)の使い方

ともこ
昨日、健太くんに声をかけたのに、被髪纓冠の状態で私にまったく気が付いていなかったわよね。
健太
ごめんねー。とっても急いでいたんだ。
ともこ
何かあったの?
健太
コンサートに行く予定だったんだけど、ぎりぎりまで着ていく服を迷ってしまって準備に時間がかかったんだ。焦ったよー。

被髪纓冠(ひはつえいかん)の例文

  1. スーツケースをもって被髪纓冠しているともこちゃんを見かけましたが、飛行機に間に合ったでしょうか。
  2. 被髪纓冠していたので、お化粧をするのを忘れていました。
  3. 出がけに電話がかかってきて、被髪纓冠していたので、財布を家に忘れてきてしまいました。
  4. 被髪纓冠の状態で出てきたので、髪を乾かさず濡れたまま来てしまいました。
  5. 都会の人は被髪纓冠して、時間に追われているような人が多いです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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