著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

舞馬之災【ぶばのわざわい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
舞馬之災

【読み方】
ぶばのわざわい

【意味】
火事のこと。

【語源・由来】
「舞馬」は馬が舞踏すること。
中国晋の黄平が、馬が舞踏する夢をみたので、その夢のことについて占いをよくする索紞に尋ねたところ、策紞は「馬が舞うのは火災が起こる前ぶれです」といった。その言葉のとおり、黄平は火災にあったという故事から。

【典拠・出典】
晋書』「索紞伝」

【類義語】
・馬舞之災(ばぶのさい)

舞馬之災(ぶばのわざわい)の使い方

健太
昨日の夜、やけにたくさんの消防車が走っていたようだけれども、何かあったの?
ともこ
学校の体育館が舞馬之災にあったのよ。
健太
ええっ。出火原因は何だったの?
ともこ
体育教官室のタバコの火の不始末らしいわよ。学校内は禁煙にしないとだめよね。

舞馬之災(ぶばのわざわい)の例文

  1. 気を付けていたのに、隣の家が出火し、もらい火で舞馬之災に見舞われました。
  2. 舞馬之災のせいで、思い出も財産もすべてを失いました。
  3. 乾燥強風警報が出ていますので、舞馬之災に気を付けましょう。
  4. 公園で花火をすると、舞馬之災の危険性がある上、騒音問題になるのでやめましょう。
  5. 舞馬之災を防ぐために、火をつけたら目を離さないようにしましょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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