【四字熟語】
閉明塞聡
「明を閉じ聡を塞ぐ」とも読む。
【読み方】
へいめいそくそう
【意味】
世間の事物と接触を断ち切る。また、現実から逃避すること。
【語源・由来】
「聡」は耳がよく聞こえる。「塞」はふさぐ。世間の出来事や物事から目をつむり、耳をふさいで関係をもたないことをいう。
【典拠・出典】
『論衡』「自紀」
【類義語】
・平目塞聴(へいもくそくちょう)
閉明塞聡(へいめいそくそう)の使い方
健太くんのお兄さんはまた殻に閉じこもっているの?
そうなんだ。閉明塞聡しているんだよね。
いつかは現実を直視しないといけないわよね。
兄さんは繊細過ぎるんだよ。強くなることができるといいんだけどな。
閉明塞聡(へいめいそくそう)の例文
- いつまでも耳をふさいで閉明塞聡しているわけにはいきません。
- 閉明塞聡するために、携帯電話の電源を切りました。
- 学校で嫌な目に遭った健太くんは、自分の部屋に閉じこもって閉明塞聡しています。
- 現実と向き合うことが幸せへの第一歩なのに、閉明塞聡していたら不幸になるだけです。
- 閉明塞聡している健太くんは、自分の今の境遇や不幸は人のせいだと思い込んでいるようです。