【四字熟語】
密雲不雨
「密雲あれど不雨らず」とも読む。
【読み方】
みつうんふう
【意味】
前兆があるのに、まだ事が起こらないこと。また、恩恵が下に行きわたらないこと。
【語源・由来】
空いっぱいに黒い雲がおおっているけれど、まだ雨は降ってきていない意を表す。
【典拠・出典】
『易経』「小蓄」
密雲不雨(みつうんふう)の使い方
健太くん。眉間にしわを寄せて険しい顔になっているわよ。どうしたの?
密雲不雨というような、何かが起こりそうな予感がするんだよね。
健太くんの野生の勘は当たるもんね。
うん。ともこちゃんも気を付けてね。
密雲不雨(みつうんふう)の例文
- この国は、今、密雲不雨、いつ国民の不満が爆発するかわからない状況です。
- 電化製品が密雲不雨という感じなので、そろそろ壊れる覚悟をしておかないといけません。
- クラス内の雰囲気は密雲不雨、一触即発といった感じの不穏な空気が流れています。
- 今の政策のままでは富裕層ばかりが潤って、密雲不雨というように、庶民に恩恵が行きわたりません。
- 密雲不雨になるだろうから、恩恵にあずかれない増税には反対です。