【四字熟語】
名詮自性
「名詮自称」とも書く。
【読み方】
みょうせんじしょう
【意味】
名はそのものの本質を表すということ。名称と実体とが相応ずること。
【語源・由来】
「詮」は備える意。「自性」は自らの性質の意。仏教の語。
【典拠・出典】
『成唯識論』「二」
【類義語】
・名実相応(めいじつそうおう)
・名実一体(めいじついったい)
名詮自性(みょうせんじしょう)の使い方
ともこちゃんって友達が多いから、まさに名詮自性だよね。
あらっ。私は友子じゃなくて智子なのよ。
なんと、智恵の子でしたか。だからともこちゃんは賢いんだね。
名前からかけ離れることなく、名詮自性でよかったわ。
名詮自性(みょうせんじしょう)の例文
- この辺りは丘がつく地名が多いけれども、眼下に広がる町を見て名詮自性であると納得しました。
- キラキラネームは名詮自性でないことが多いです。
- 静ちゃんは名詮自性というように、とても静かなおしとやかな女の子です。
- 健太くんはその名の通り健康そのもので、名は体を表す、つまり名詮自性ですね。
- 岩生くんは、名詮自性でその名の通り岩のようにどっしりしていかついです。