【四字熟語】
落穽下石
「穽」を「井」と書くこともあるが、「井」は井戸の意である。
「穽に落ちて石を下す」とも読む。
【読み方】
らくせいかせき
【意味】
人の危難につけ込んでさらに痛めつけることをいう。
【語源・由来】
人が落とし穴に落ちたのに上から石を落とす意。「穽」は落とし穴の意。
【典拠・出典】
韓愈「柳子厚墓誌銘柄」
【類義語】
・落井下石(らくせいかせき)
・下井落石(かせいらくせき)
落穽下石(らくせいかせき)の使い方
被災地で火事場泥棒が横行しているらしいわよ。
落穽下石の振る舞いだよね。絶対に許せない行為だよ。
明日は我が身だと思って、災害の時こそ助け合わないといけないのにね。
日本は災害大国なんだから、余計に助け合いの精神を大事にしないといけないよね。
落穽下石(らくせいかせき)の例文
- 地震の被害にあって困っている人にリフォーム詐欺をするなんて、落穽下石の振る舞いだ。
- 落穽下石の振る舞いをするなんて、君には情けというものがないのか。
- 健太くんの心が弱っているところに、落穽下石の振る舞いをしてとどめを刺すなんてひどい話だ。
- さっきのように落穽下石の振る舞いをしたら、健太くんはもう二度と立ち直れないじゃないか。
- 失恋の悲しみを背負っているところに、ともこちゃんに落穽下石の振る舞いをされたら、健太くんは二度と恋をしないだろうな。