著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

六菖十菊【りくしょうじゅうぎく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
六菖十菊

【読み方】
りくしょうじゅうぎく

「ろくしょうじゅうぎく」とも読む。

【意味】
時期が過ぎて役に立たないことのたとえ。五月五日の端午の節句の翌日六日の菖蒲と、九月九日の重用の節句の翌日十日の菊。

【語源・由来】
「菖」はしょうぶ。

【典拠・出典】

【類義語】
・夏鑪冬扇(かろとうせん)
冬扇夏鑪(とうせんかろ)

六菖十菊(りくしょうじゅうぎく)の使い方

健太
ともこちゃん。浮き輪がこんなに安くなっているよ。なんでかな?
ともこ
六菖十菊だからよ。お盆が過ぎて、もうだれも海で泳ごうとは思わないもの。
健太
なるほどー。だれも買わないなら僕が来年のために買っておこうかな。
ともこ
それはいいわね。

六菖十菊(りくしょうじゅうぎく)の例文

  1. バレンタインデーを過ぎてからチョコレートを渡したら六菖十菊かなあ。
  2. 七月八日に笹の葉を持ってきても六菖十菊だよ。
  3. 三月四日にひな人形を飾るなんて六菖十菊、三日に飾ってほしかったです。
  4. 二月四日に豆まきをしても、六菖十菊というように、もう鬼は家の中に住みついて手遅れなんじゃないかな。
  5. 12月26日にクリスマスツリーを用意しても、六菖十菊で、サンタさんはもうフィンランドに帰ってしまってプレゼントを届けに来てくれないよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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