【四字熟語】
一片氷心
補足 「氷」は「冰」とも書き、「一片冰心」とも書きます。
【読み方】
いっぺんのひょうしん
【意味】
澄み切った心境のこと。品行が高雅なことの形容。ひとかけらの氷のようにきわめて清い意。
【語源由来】
「一片」は、ひとかけら、「氷心」は、氷のように透明な心のことを意味します。
ひとかけらの氷のように透き通っているということから、清く澄んだ心を意味します。
名声や利益を求めることなく、品行正しく生きていることの意味を込めています。
【典拠・出典】
王昌齢「芙蓉楼送辛漸」
【英語訳】
one slice of ice feeling
一片氷心(いっぺんのひょうしん)の使い方
1組の担任の佐藤先生って知っている?
知っているよ。
とても人柄が良くて人気のある先生だよね。
とても人柄が良くて人気のある先生だよね。
うん。お母さんから聞いたんだけど、休日にはボランティアしたり、
常に地域社会活動をしている人らしく、一片氷心の持ち主だって聞いたよ。
常に地域社会活動をしている人らしく、一片氷心の持ち主だって聞いたよ。
そうだね、学校でも常に見習うべき姿勢を感じる素晴らしい先生だよね!
一片氷心(いっぺんのひょうしん)の例文
- わが国の領主は一片氷心の持ち主で人徳もあり、常に人民に心を砕く素晴らしい人物でした。
- 決して人を見た眼で判断したり、貧富による差別的な視点は一切なく、彼女は常に一片氷心なる人柄でした。
- 今までの汚職に満ちた政治家とは一線を画し、新しく立候補した彼は一片氷心を常に持ち続ける人物でした。
- 彼女は一片氷心の持ち主で、どんな嫌なことがあっても、どんなに苦しいことがあっても、常に笑顔を忘れることのない素晴らしい人でした。
- 新しく市長になった彼は、既存のしがらみや既得権を一切考えず、ただひたすら市民のためだけを考え、一片氷心の人物だと言われた。