【四字熟語】
禹行舜趨
【読み方】
うこうしゅんすう
【意味】
うわべをまねるだけで実質が伴っていないたとえ。聖天子とされる禹や舜の表面上の行動だけをまねして、実質的な聖人の徳を備えていないこと。禹のように歩き舜のように走って、聖人をまねるだけで実質がない意から。
【語源・由来】
「禹」は舜に位を禅譲されて夏王朝の開祖となり、「舜」は尭から天子の位を禅譲されたとする人。いずれも中国古代伝説上の聖天子。「趨」は走る意。
【典拠・出典】
『荀子』「非十二子」
【類義語】
・禹歩舜趨(うほしゅんすう)
【英語例文】
Just by imitating the appearance, real is not accompanied.
うわべをまねるだけで実質が伴っていない。
禹行舜趨(うこうしゅんすう)の使い方
健太くん、Sさんなんだけど、自然と周りから友だちがさっていくのよ。
そうだね、外見と中身に大きな違いがあって、禹行舜趨であまりよく思われていないよね。
まったく・・・、もう少し自分自身を見直してほしいね。
友だちも去ってしまうから事態を考えてくれるといいのにね・・・
禹行舜趨(うこうしゅんすう)の例文
- 心身ともに立派な研究家の意志をついだが、禹行舜趨で受け継ぐことはできない。
- わかりやすい見た目の礼儀正しさばかりを身につけて、禹行舜趨になりやすい傾向がある。
- 禹行舜趨な人は立派な理想や夢を語るが、それを実際に行動にうつすことができない。
- 立派な研究者にあこがれていたが、禹行舜趨で到底たどりつけない。
まとめ
「禹行舜趨」の人っていますね。会社の上司でも自分は優れているんだ〜と言っている人、納得してあげないと先に話しが進んでいかない。もう少し自己開発をしてほしいものです。