右顧左眄の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
右顧左眄
【読み方】
うこさべん
【意味】
周囲の情勢や他人の意見・顔色を気にするあまり、自分の態度を決められず、ためらうこと。右を見たり左を見たりして、どちらにすべきか迷う様子からいう。


【語源・由来】
「顧」は振り返って見ること、「眄」は横目でちらりと見ること。「右顧左眄」は、右を振り返り、左を横目でうかがう様子を表す。
そこから、周囲の意見や情勢ばかり気にして態度を定められないことをいう。「左眄右顧(さべんうこ)」「左顧右眄(さこうべん)」など、左右を入れ替えた表現もある。
「日和見」は有利な側につこうとして形勢をうかがう意味で使うが、「右顧左眄」は必ずしも損得による態度変更を意味するわけではない。
【典拠・出典】
-
【近い表現】
・右顧左顧(うこさこ)(周囲をうかがって決断できないこと)
・左眄右顧(さべんうこ)(左右をうかがって迷うこと)
・左見右見(とみこうみ)(あちこちを見回したり、周囲を気にして迷ったりすること)
・左顧右眄(さこうべん)(左右を見回し、決断をためらうこと)
・左顧右視(さこうし)(左右の様子をうかがうこと)
・首鼠両端(しゅそりょうたん)(どちらにつくか迷い、態度を決められないこと)
【関連語】
・右往左往(うおうさおう)(あわててあちこち動き回ること)
・二股膏薬(ふたまたこうやく)(態度が定まらず、双方によい顔をすること)
【英語訳】
to waver over a decision
to be unable to make up one’s mind
to hesitate for fear of others’ opinions
委員長は周囲の反応ばかり気にして、方針を決められなかった。
The committee chair kept worrying about others’ reactions and could not make a decision.
右顧左眄(うこさべん)の解説
「右顧左眄」は、周りの意見や反応を気にするあまり、自分の判断を決められないことだよ。「顧」は振り返る、「眄」は横目で見るという意味なんだ。
例えば、委員会で意見が分かれたとき、みんなの顔色をうかがうばかりで、なかなか方針を決められない状況を「右顧左眄する」と表せるよ。
意見を十分に聞くこと自体は悪いことではないよ。この言葉は、そのあとも周囲の思惑が気になって決断できない状態を表しているんだ。「右往左往」はあわてて動き回る意味なので、使い分けよう。
右顧左眄(うこさべん)の使い方




右顧左眄(うこさべん)の例文
- 会議の責任者は各部署の顔色を気にして右顧左眄し、方針を決められなかった。
- 賛成と反対の意見を聞くたびに右顧左眄していては、結論が出ない。
- 委員長は周囲の反応をうかがうばかりで、右顧左眄を続けていた。
- 彼は有力者の意向を気にして右顧左眄し、採決の直前まで態度を明かさなかった。
- 新しい計画について右顧左眄していた担当者も、ようやく自分の判断を示した。
- 「右顧左眄」は、左右を見回す様子にたとえて、周囲を気にして決断できないことを表す。
右顧左眄の文学作品などの用例
- 議場ではみな右顧左眄し、隣席の者の目の色をうかがい、<司馬遼太郎・関ヶ原>


















