著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

十日一水【じゅうじついっすい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
十日一水

【読み方】
じゅうじついっすい

【意味】
細かく注意して入念に作品を完成させること。または、その作品のこと。

「一水」は、一筋の流れ。1滴の水、または酒。ひとしずく。

【語源・由来】
一つの川を描くのに、十日間かけたということから。

【典拠・出典】
杜甫「王宰畫山水圖歌」

十日一水(じゅうじついっすい)の使い方

ともこ
これは緻密な絵ね。
健太
十日一水に配慮して描いたんだよ。
ともこ
へえ。大雑把な健太くんが描いたとは思えないわ。
健太
ばれた?実は妹の作品なんだ。

十日一水(じゅうじついっすい)の例文

  1. ともこちゃんが描いた絵は十日一水、有名なコンクールで高く評価されました。
  2. 健太くんがおばあちゃんのために描いた絵は、十日一水な丁寧さを感じる絵で、今でもおばあちゃんの家の玄関に飾ってあります。
  3. こんな十日一水な絵を描くことができるなんて、健太くんはギフテッドなんじゃないか。
  4. 十日一水のその作品は、一目見て購入する決心がついた。
  5. ともこちゃんは、十日一水を心がけて絵を完成させた。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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